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氷魔法のアイス屋さんは、暑がり神官様のごひいきです。 - 第3.1話

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氷魔法のアイス屋さんは、暑がり神官様のごひいきです。

氷魔法のアイス屋さんは、暑がり神官様のごひいきです。

The Ice Magic Ice Cream Shop is patronized by priests who are sensitive to the heat.
状態: 連載中 著者: 更新中

Kori maho no aisu-ya-san wa, atsugari shinkan-sama no gohiki desu. Raw free

「君との婚約は破棄させてもらう。正直言って僕は君のような女性がタイプじゃないんだ」 ――ある日、庶民の娘アルメは、婚約者の浮気の現場に遭遇してしまった。そしてその場で婚約破棄をくらい、呆然として帰宅する……。 もう家族もいない一人ぼっちの自宅にて、改めて将来のことを考えた時、ふと思いついた。『氷魔法の才能をいかして、アイス屋でもオープンしようかな』と。 アルメは前世の記憶をヒントにして、今までこの街になかったデザート、『アイス』を売り始めた。そのアイスに、たまたま縁のできた男がハマって常連客となっていく。男の名前はファルクというらしい。 ――ちょうど時を同じくして、街には一人の上位神官が来訪していた。 人々が熱狂する新しい神官様は、神秘的な雰囲気で見目麗しい『白鷹』と呼ばれる従軍神官だそう。……でも凛々しい姿は仕事中だけ。オフに見せる素の姿は、素朴で癒し系、飾らない雰囲気の人だった。 そんな白鷹は変姿の魔法で容姿を変えて、お気に入りのアイス屋へと通う日々。アルメはファルクの正体――実は神官『白鷹』である、ということに気が付くことなく、良い友人として関係を深めていく。 ――いつの間にやら、すっかり白鷹ファルクの特別なお気に入りになっているとは、思いもせずに。